長女妊娠中、２４週で赤ちゃんの頭がでてきてしまい救急搬送され、NICU設備のある日赤へ転院になりました。
入院当初はいつ生まれてもおかしくない状況で、２２週も過ぎていたので、MFICU（母子集中治療室）に入ることに。
トイレももちろん不可。バルーンが入っている状態でした。
２月中旬も過ぎて、本格的に確定申告を作り出さないと厳しい時期でした。
毎年、入籍前にも関わらず、私が元夫（当時は正式には未入籍の時）の確定申告を作っていました。
今思うと、それもおかしな話だなーなんて思うけど、特殊な仕事だし、私も少しだけお仕事に関わったりしていたので、全部一人でしていました。
もちろん今まで確定申告なんてしたことなかったけど、分からないなりに調べながら毎年作成していました。
そして入院中、さすがにこんな状態なので出来ないので、税理士にお願いするだろうと思っていたのですが、
まさかの
「パソコンと領収者とか書類全部持ってきたらいい？」って言われた。
もちろんすぐに理解できなくて、フリーズ。
だって２本の張り止め点滴が入ってて、尿管も入ってる状態よ？
色々今の夫の考えている事を私なりに理解して、元夫にどう伝えたら分かってくれるかを分かりやすくまとめてみる。
・今は切迫早産で身動きが取れないこと。
・この状態は出産まで続くということ（数日で元気になって退院するわけじゃない）
・ベッド上しか動けないので、パソコンもできないし、書類整理なんて不可能なこと。
・お金を出したら、税理士さんが代わりに確定申告をしてくれるということ。
を説明しました。
普通さ、これって説明しなくても分かってくれることだけど、元夫は理解ができない。
普通わかるやん？って言うと、普通ってなに？誰の基準？って聞かれるけど、常識が通用しないのです。
なので、普通分かるであろうことであっても、１から説明します。
さすがの私も切迫早産で頭がでてきてるってだけで、もうパニックで不安でたまらないのに、
そんな状況で確定申告なんてできるわけないやん。
でもね、元夫のぶっとんだ考えは、私の想像を遥かに超えてました。
「税理士も探し方が分からないし、税理士になんの書類を渡せばいいかも分からない。
税理士に色々聞かれても答えられないから、AKI（私）がした方が早い。」って。
どっひゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！！！！！！！
私が言ったこと聞いてた？
出来る状況じゃないって伝えたけども？
今の私の姿を見てもそんなことが言えるんかい？
「必要なものはなんだって持ってくるし、足りひんものがあったら言ってくれたら家からとってくるから」っていうねんけど、
それが優しさだと思ってるんかい？
俺も協力するから的な？ん？？？
もうさ、話するのも疲れちゃうのよ。。。
もちろん税理士は私が探すし。必要書類は伝えるからそれを税理士に渡してくれるだけでいいからって言ってもだめ。
元夫は、運動神経は抜群に良いですが、勉強などは大の苦手。
それ自体はいいのですが、書類など文字が並ぶだけで拒否反応がすごいの。
後々分かったことだけど、学習障害を持ち合わせていて、字が読めないし、相手の言ってる事が理解しにくいみたい。
元夫も昔からそれに関しては苦しんでいたみたい。
そんな事を知ってるから、無理強いもできない。
結局、大量の書類とパソコンを病室に持ってこられて、看護師さんの目を盗んで書類広げて地道に作成しました。
もちろんすぐばれて、怒られる。
でも、事情を説明して長時間ベッドの背もたれをあげない事を条件に許してもらいました。
ネット環境がないので、携帯でデザリングしてパソコンで作成。
作りながら分からないところがあったら、メモして、１日１回だけ１０分だけ車いすに乗って電話OKのエリアまで連れていってもらって
税務署に電話して質問する。
確定申告が出来上がるまでは、ずっとこんな毎日でした。
長野に住んでいたので、実家は遠かったけど、事情を知った母親が兵庫県からかけつけてくれました。
母は管に繋がれた状態で、ベッド上で書類まみれの私の姿に唖然としたそうです。
当たり前よね・・・
今でも忘れられないって言ってた。
なんとか出来上がった確定申告を母にUSBに入れて院内のコンビニで印刷してきてもらい、郵送してもらいました。
本来ならe-taxでネット送信すればいいのだけども、元夫が役所に申請してないからできなくて、登録してきてってお願いしても
意味わからへんって言われたので、郵送となったっていうのも最後のオチ。
出来上がって郵送も母にしてもらったよ、と伝えると、
「さっすが～！」で終わり。
もうね、色々突っ込みどころ満載よね。
でもね、元夫は意地悪で言ってるんじゃないんです。
それがまたやっかいで・・・。
その話はまた別の機会に。
＃元夫のぶっとびシリーズ
常識では考えれない出来事がいっぱい
これシリーズ化できる。
なんなら本出せる事いっぱいある。
