子宮腺筋症とは?
子宮内膜に類似した組織が子宮平滑筋組織の中に出来る疾患で、月経痛や月経血量の過多などの症状があります。
エストロゲンという女性ホルモンが子宮腺筋症を進展・増悪させ、月経が有る限り、子宮腺筋症は進行していきます。
子宮腺筋症の病変が有ると、その部分の子宮筋層が肥厚していきます。
子宮腺筋症が発覚した経緯
初潮も平均よりかなり遅く、デリケートな部分でもあり、思春期だった私は生理自体がとても汚らわしい事にしか最初は思えず、知識も浅かったので知らない事だらけでした。
ただ最初から出血量が多く、授業の1時間を夜用ナプキンですら足りず、よく漏れていました。
学校生活もしんどく、2,3日は嘔吐で何も食べれず動けずの状態でした。
そんな私を心配し、母親が産婦人科へ連れて行ってくれたのが15歳。
先生に母が状況説明し、内診することに。
内診台へ一人通され看護師さんが、パンツも脱いで台に乗ってね~!と普通に言うので、
15歳の私はびっくり!
人前でパンツ脱ぐの?台に座るの?
パニックになってなかなか準備できず、看護師さんが大丈夫だからねと声をかけてきてくれて
なんとか台へ。
上がりま~す!という掛け声と共に、脚が開いていく恐怖は未だに忘れる事ができずトラウマです。
初めましての男の先生にエコーの機械を入れられ、痛みで力む私。
そうすると余計に痛みも増す負のループ。
もちろん台の上で大泣きしました。
診察が終わってもまともに先生の顔をみることができませんでした。
その時の診断は、子宮内膜症、子宮筋腫でした。
子宮の病気は沢山あって説明しても分かりにくいので割愛しますが、やぱり貧血や生理不順、月経過多、生理痛が重いなどの症状が出やすいです。
痛み止め(ロキソニン)やピルなどを処方してもらい、痛みの軽減に努めるしかありませんでした。
こんな状態が何年も続き、薬を飲んでも痛みが和らぐ事もなく、陣痛のような痛みに耐え続ける日々でした。
何かいい方法はないかと色んな婦人科で検査し、子宮筋腫も大きくなってきてるから手術しましょう!となり、MRIを撮ってもらうとまさかの子宮腺筋症が発覚したのです。
この病気が発覚するまでとても長い道のりでした。
子宮腺筋症は手術で簡単に切除できるものではないので、無理だと言われ、
薬物療法がスタートしました。
症状
私の場合は、
・月経過多(夜用ナプキンでも1時間で漏れるので、夜は寝れません。生理1日目から大量)
・生理不順(2、3か月に1回生理が来る。長女妊娠発覚時は半年間生理なしだった)
・不正出血(生理が終わっても続くので毎日ナプキン当ててました)
・生理痛(陣痛のような痛みが1日目~4日目ぐらいまで続く)
1番辛かったのはもちろん生理痛。
本当に痛すぎて、痛すぎて大量の冷や汗と毎回嘔吐し続け、水分も食事もまともにとれない。
生理不順だったので、1か月に1回ではなかったのが、ある意味せめてもの救いでした。
ロキソニンやボルタレンを処方してもらっても全く効かない。
生理痛が酷く、脱水症にもなっていて緊急入院になった事もあります。
陣痛並みの痛さ。これ大げさじゃなく、出産し経験した今だからこそ本当に分かる。
子宮腺筋症の治療法
・ディナゲストを処方され、朝・夕毎日同じ時間に忘れないように飲む
飲み忘れがあった場合は出来るだけ早く飲む。
私の場合は飲み忘れが最初は多く、すぐ不正出血がでて止まらなくなってまた
病院へ行って止血剤を処方してもらう。
私が飲み始めた当初は保健対象外で薬代だけでも1か月8千円ぐらいかかってました。
今はジェノゲストという薬になり保健適用になり、2か月分ぐらいで3千円ぐらい?
病院によっても違うので、問い合わせてみて下さい。
・毎月1回のリュープリン注射
当時もこちら保健適用外だったので月1回で1万3千円ぐらいしてたと思います。
注射にすると薬の飲み忘れもなく、腺筋症にも1番効果があるのでこれが私には合ってるのですが
1年に半年間に月1回の合計6回注射して、そのあとは半年間はあけないといけない。
・ミレーナ(避妊器具)
ミレーナの器具に子宮腺筋症に効果のある薬があり、装着して5年ほどは放置でいいらしい。
こちらも長女出産後入れましたが、私は腺筋症が肥大し子宮の形も変形してるので、
器具がまさかの1週間ほどでずれて出てきてしまい、外すことになってしまいました。
こちらも今は保健適用になるので私がした時よりもとても安くできます。
・点鼻薬
閉経のような状態にもっていくので、子宮腺筋症の進行を止めると言われているが
私には全く効果ありませんでした。
・子宮の全摘出
完全に腺筋症をなくしたいのであれば、子宮の全摘が1番確実
って言われても・・・
当時20代でまだ子どもも産んだ事のない私は選択肢にはありませんでした。
・腺筋症の手術
極めれ難しいとされる腺筋症の手術も全くできないことはないそう。
ただ、できる病院や医師も限られていて私は断念しました。
茨城県に子宮腺筋症科というのがあり、そこで手術ができると当時言われて
10年以上前に問い合わせましたが、予約人数が多くその年は新規受付してないとの事。
いつ予約再開するかも目処がたっていないと言われました。
現在の治療
月1回半年間続けるリュープリン注射とジェノゲストを朝・夕服用中です。
この形が1番合ってる気がしていますが、やぱり不正出血はよくあります。
飲み忘れでの不正出血ではなく、副作用での不正出血もあり、
生理がこない状態なのに、いつもナプキンが手放せません。
これが本当にストレスで、先生に相談しても副作用は人それぞれだからどうしようもないみたい。
不正出血も量がバラバラで、おりものシートだけで大丈夫な日もあれば、
ナプキンじゃないと漏れてしまう時もあり、本当に困っていました。
最近になって吸水ショーツがある事を知り、早速購入しました!
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普通のパンツに見えて、ナプキン4枚分の吸収力があるので、
いつ生理がくるか分からない生理不順や私みたいに不正出血がある人には
めちゃくめちゃおすすめです!
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楽天にも吸水ショーツ沢山ありました!
中にはナプキン11枚分の吸収力なんてのも。
女性特有の病気と向き合うためにも、
自分に合う治療法やアイテムなど取り入れて
少しでもストレスなく過ごせる日々が増えたらいいなと思います。