私が現在に至るまで妊娠・出産・子育てをする中でも自分の病気と向き合わないといけない日々が多いです。
今回は子どもを産む事に関しての、一番大きな子宮の病気について書いていこうと思います。
初潮
生理が始まるのも遅くて、最初から不順。
しかも、生理がくるとめまいやふらつき、極度の腹痛、更に大量出血で毎回漏れる。
夜用ナプキンが1時間ほどでいっぱいになって漏れてしまうぐらい。
なので生理1日目~4、5日目ぐらいまではほとんど動けないし、食べれない。
唯一の救いが28日周期ではなく、不定期で長い期間があいてくれること。
28日周期できてたら、それこそ月の1/4は寝込んでたなと思う。
ただその時は不順なのが悪いことだとは思いもしてませんでした。
初めての産婦人科
他の友達の生理状態なんてもちろん知る由もなし。
私自身が悪いのかどうかの基準もわからない。
ただ、あまりにも量が多いのと、激痛でロキソニンを飲んでも全く効果ない事。
母親があまりにも酷いから診てもらおうと、人生初の産婦人科へ。
名前を呼ばれ診察室へ。
母親が状態を説明して、先生に聞かれた事を自分で答えていく。
その後、一人で診察台へ。
椅子型の診察台があり、看護師さんがカーテン越しに
「パンツも脱いで座ってくださいね~!」
なんてサラッというもんだから、聞き間違いかと思ってビックリ。
もちろんすんなり脱いで座れなかったし、先生、男の人だよ?
思春期真っ只中の15歳の女の子なんですけど。
診察辞めますという勇気もなく、泣きながら診察台へ。
更に驚いたのが、椅子型診察台は足が上に上がるにつれて開いていく。
もうその時の気持ちは、恥ずかしいってもんじゃない。
悲しくて、悲しくて、シクシク泣きながら膣に入れられた機械の痛みに耐えての診察でした。
診察後は先生の顔をまともに見れなかった。
何事もなかったかのように診察結果を話す先生。
今となれば当たり前だけど、、、恐怖が残り、次からはせめて女医さんがいる産婦人科を探してもらった記憶があります。
診察結果は、子宮内膜症・子宮筋腫
そんな病名も聞いた事もなかったし、説明を聞いても理解不能。
ただ、やっぱりこんなに生理が痛いのは病気のせいなんだ・・・
と腑に落ちた事。
周りの子は生理なの~とか言いながらトイレ行ったりしてるのをみて
なぜ歩けるのかな?とか不思議に思ってた。
そして忘れもしない先生からの一言。
この体やと子ども産めへんで。って。
15歳の私には衝撃過ぎて言葉を失った。
病名が判明したことにより、私の人生で病院ライフの幕開けでした。
痛み止めの処方から内診、病院嫌いになったのはまさにこれが原因だと思っています。
出来る治療をしてもなかなか改善されず、生理痛もどんどんひどくなるばかり。
大きい病院で検査したほうがいいといわれ、沢山の病院をたらい回しにされました。
MRIを撮ってようやく、また違う病気を知ることに。
子宮腺筋症で、かなりひどいです。
これは生理の時つらかったね。よく頑張ったね。と。
健康な子宮と比べたら、既に倍ぐらい肥大しているといわれました。
閉経前のひとが多くなる病気なのに、10代でここまでひどいのも珍しいと言われました。
その言葉で本当にわかってくれる人がいた!って感動したのを覚えてる。
出会う先生って本当に大事。
子宮内膜症とは
子宮内膜、それに似た組織が何らかの原因で、本来あるべき子宮の内側以外の場所で発生し発育する疾患が子宮内膜症。
20~30代の女性で発症することが多く、そのピークは30~34歳にあるといわれているのに、15歳で発覚
女性ホルモンの影響で月経周期に合わせて増えて、月経時の血液が排出されずに溜まってしまったり、周囲の組織と癒着をおこして色々な痛みがある。
不妊症の原因にもなる。
この病気は治療しても完治は難しく、長い病気の闘いとなります。
子宮筋腫とは
30歳以上の女性の20-30%にみられ、貧血や痛みなど様々な症状の原因となる。
筋腫は卵巣から分泌される女性ホルモンによって大きくなり、閉経すると、逆に小さくなります。
複数個できることが多く、数や大きさはさまざまで、大きさやできる場所によって症状が違う。
子宮の内側(粘膜下筋腫)、子宮の筋肉の中(筋層内筋腫)、子宮の外側(漿膜下筋腫)に分けられ、子宮の内側にできた筋腫は小さくても症状が強く、月経量が多くなり、逆に子宮の外側にできた筋腫は大きくなっても症状がでない傾向だそうです。
私は症状が強く出る場所だったみたいです。
子宮腺筋症とは
子宮内膜に類似した組織が子宮平滑筋組織の中に出来る疾患で、月経痛や月経血量の過多などの症状がある。
エストロゲンという女性ホルモンが子宮腺筋症を進展・増悪させ、月経が有る限り、子宮腺筋症は進行していく。
子宮腺筋症の病変が有ると、その部分の子宮筋層が肥厚していく。
子宮全体に腺筋症病変が有る場合は、子宮筋層全体が肥厚することで、子宮全体が著明に肥大することもある。
生理がある限り、病気は進行していく。
治療方法
私がしてきた治療は・・・
- ・ディナゲストという生理を止めてしまう薬の服用(朝夕必ず飲み忘れがないように)
- ・リュープリン注射を月1回定期的に注射する(半年間したら半年間あけないといけない)
- ・ミレーナという避妊器具を装着する(ミレーナから腺筋症にいく薬剤がでる。5年ほど入れて置けるが生理はくるし、妊娠はできない。私の場合は子宮の形が合わなくて脱出しいてしまった)
- ・点鼻薬(ホルモンの調整をしてコントロールする)
基本的な治療は全てやったという感じです。
現在はジェノゲストを朝夕服用し、半年ごとに注射をする。
それの繰り返しです。
生理がきたらきっと子育てできない。
寝込んでしまったら、我が子はだれが育てるの?
という気持ちで、治療継続中です。
ただ私が言えるのは、おかしいなと思ったら絶対病院受診すること。
早期発見、早期治療がなにより大事です!